語るシス

真面目&どうでもいい

USJを大復活させたヤバい男の本をおススメする

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こんにちは。ぼくは最近USJに行きました。前行った時よりも格段に進化してて、とても楽しめました。

 

今、超人気のUSJですが、入場者数が800万人を下回る時期があったことを知っていますか?ちなみにいま現在2016年度の入場者数は1,390万人を突破しています。過去最高を3年連続で更新しているらしいです。

 

 

そんなUSJで絶対に何か学べると思い、出発前日の夜、kindleでこの本買いました。

 

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
 

 

お金がないならアイデアを振り絞れ! 後ろ向きコースター、ゾンビの大量放出、絶対生還できないアトラクション・・・斬新な戦略でV字回復したUSJの軌跡をキーマンが綴る。
amazonより抜粋)
( 

 

 

この本では、USJの(元)チーフマーケティングオフィサー 執行役員である森岡毅さんによってUSJのV字回復の理由、アイデアの発想方法などが自身の体験と共にめちゃくちゃ読みやすく書かれています。

 

2時間もかからずに読み終えました。速攻です。

 

森岡毅さんの手腕が一目で分かる画像をwikipedia様から拝借します。

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この伸び具合半端ない。そしてこれの理由がこの本に書いてあるとか、、、。

 

 

そして読んでみての

率直な感想

めちゃくちゃ良い本やん!!

 

はい。もう一度、めちゃくちゃ良い本です。ぼくはみたいなクソ馬鹿野郎でも、USJを復活させた森岡さんの挑戦とアイデアの発想法について理解できました。映画だけのテーマパークを脱した理由も書かれています。

 

 

この本、まじで行った人、行く人だけじゃなくてみんな読んでほしい。

勉強になるし、なによりUSJに行きたくなるから。

 

USJは本来なくても困らない

テーマパークは究極の集客ビジネスです。「人はエンターテイメントがないと生きていけない」と私は信じていますが、消費しなかったとしても命に別状がないのがエンターテイメントです。食品や生活用品のように安定的な需要はありません。景気が悪ければ真っ先に家計からカットされるのが、テーマパークのような娯楽ビジネスです。そして面白ければ爆発的にヒットし、つまらなければあっという間に衰退する、常に厳しい生存競争にさらされている「集客アイデアの実験場」でもあります。(p55より)

 この文章を読んだだけで一気にエンターテイメント業界で働きたくなりました。

テーマパークは究極の集客ビジネス。そうですよね、ぼくらは本来テーマパークが無くても生活できるんですから。娯楽ビジネスは人が集められなくなったらお終いです。社員の方々は、入場者数をいかに増やしていくか、入場者にどれだけ価値を、どれだけ世界最高を届けられるか、毎日毎日考えているんでしょうか。

大変そうですけど、めちゃくちゃやりがいがありそうです。

 

USJを大復活させた「アイデアを生み出すノウハウ

森岡さんはいいアイデアを生み出すにあたってほとんどの人が実は良く考えていない点が、次の二点だといいます。

 

1.良いアイデアとはどんな条件を満たすアイデアのことか?

2.それらの条件を組み合わせて、良いアイデアを探すにあたっての着眼点(釣るポイント)をどこに定めて頭脳をフル回転させるべきなのか?

 

そして、アイデアを考えるにあたり、「どこに宝が埋まっているか」に予想をつける戦略眼、それが「フレームワーク」の役割だ、と森岡さんは言います。

宝さがしをやるにしても隅から隅まで掘るのは疲れます。だから手足を動かす前に頭を使って、掘る労力を少なく済ませたい。

この宝さがしに使うフレームワークで私が考える重要な点は、アイデアが満たすべき必要条件が明確になることです。

 

 戦略的フレームワーク

目的 ⇒ 戦略(必要条件)⇒ 戦術(アイデアそのもの)

 

森岡さん曰く、この順番で考えていくと、選択肢を合理的に絞っていくことができるとのこと。本の中では「ユニバーサル・ワンダーランド」の計画を例に、わかりやすく説明されています。

 

 数学的フレームワーク

数学的な頭の使い方、つまりロジカルに頭を使うと正解に辿りつく確率は高くなります。

 

私は典型的な左脳人間だ、と本で書いてありました。端的に説明すると、「左脳は理屈、右脳は感覚」です。バクマン。で言ったらエイジじゃなくてシュージンのほう。

その左脳ベースの森岡さんは、数学から学んだ論理的思考力は他の教科以上に、実社会での、問題解決に役立つと書いていました。

 

数学的フレームワークでは、論理的に宝を探します。特に問題の原因の発見や、可能性の発見に向いています。宝がどこにあるのか、足して100になる仮説を立てて検証するやり方です。

 

100の面積を「Ⓐ50」、「Ⓑ50」(ⒶとⒷが合計100なら何でもいい)に分割し、宝が埋まっていると仮説を立てたⒶを掘ってみる。

              ↓

Ⓐに宝がなければ、次にⒷをⒸとⒹに分割し、Ⓒを掘ってみる。Ⓒからも宝が出なければⒹを分割し、、、と繰り返す。

 

この二つのフレームワークを使うことで

  • 勝つためには何が「必要条件」となるのか見当がつくようになる
  • 何を必死に考えないといけないのかが分かるようになる
  • 宝が埋まっている可能性の高い箇所を掘れるようになる。
  • 結果として良いアイデアをひらめく「確率」が向上する

 

そして、「ハリウッドドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~」を思いつけたのは、「既存のアトラクションをひねるアイデア」を考える必要があるとフレームワークでわかっていたからだ、と書かれていました。

 

「リアプライ」でアイデア探し

フレームワークを使って、何を考えないといけないかが明確になった段階で、すぐに自分自身で新しいアイデアを生み出そうとすることは、私はよくないと思っています。

 必要条件が明確になったら、世の中に目を向けろと森岡さんは書いています。

それは、この世界のどこかに似たような問題に直面した人がいるかもしれないから。

世界中からアイデアを探すのです。「スパイダーマン4K3D」もこのリアプライによるアップグレードです。

 

森岡さんの体験では、前職で世界中の人と仕事をしていた時には、Build Onとか言いながらあっという間にアイデアを盗んで行かれたそう。国際社会ではパテント(特許化)されてないアイデアは自由に使って良いことになっています。日本人としての「一から作り出そうとする意識」を捨てて、これからはアイデアを盗みまくりましょう。

 

終わりに

まだまだいろいろな大切なことがこの一冊に書かれています。

森岡毅さんの人間味があふれる文章なので、ほんとうにスルスル読めます。

超おススメの本です。

 

追記:書評って難しいな

 

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?