そんな生活じゃない

keep it simple, stupid

話し方入門を読んだので、まとめてみた

デール・カーネギーの話し方入門を大体読んだので、備忘録がてらまとめておく。

 

カーネギー話し方入門 文庫版

カーネギー話し方入門 文庫版

 

 

第二章 自信は周到な準備から

 

十分準備されたスピーチは、それだけで九割方成功したと言える。

 

自らが話す内容について、十分に理解できてないとそれをスピーチすることなんてできないということには大きく賛成する。相手から見える部分だけ、表面上の知識だけでは、話す方法も限られてくる。

 

本当の準備とは、自分自身の中から何かを掘り出すこと、自分自身の思想を集めて組み立てること、自分自身の信念を大切に育てることだ。

 準備というのはただ単純に知識を集めておくことだけではなく、その集めた知識を自分自身と吟味して使用していくこと。誰かの書いた記事をそのまま伝えるのではなく、それに自分の考えを乗せる必要がある。

 

 

第三章 有名演説化はどのように準備したか

 

1つの話題については、それを取り上げた時に全てを言い尽くし、また戻ったりすることのないように。夜明けのコウモリのように、目的もなく別の話題に突進したり、また元へ戻ったりというのは感心しない。

 話すことがまとまっていないと、セルフ堂々巡りをしてしまいがちだ。同じところを何度も何度も周り、一向に前に進まない状況をスピーチで作ってしまうのは愚か。要するに論理的に話を組み立てて、それに準じて進めていくべきということか。

 

メモというものは、スピーチに対する話し相手自信の興味を半減させる。阻害と言ってもよい。読み上げるなどもってのほかだ。原稿を読み上げるスピーチは、聞き手としても、耐えられるものではない。

大学の講義でのプレゼンなどでは、原稿をそのまま読むシーンには頻繁に遭遇する。大した機会でもないので、原稿を使ってもいいだろうと思っていたが、できるだけこれからは減らしていこうかなと思う。ただ、大学のプレゼンでも「やれ」って言われてやるやつが現状では大半だから、興味を持って調べつくすって無理じゃない?とは思う。ただそうでない場合はちゃんと覚えていこう。

 

 

 

第六章 上手な話し方の秘訣

 

傾聴に値する話には、単なる言葉以上の何かがある。それは話とともに伝わってくる味わいといったものだ。「大切なのは何を話すかではなく、むしろどう話すかということだ」

 話し方入門なので、まぁそうなるのかというところ。プレゼンが上手いっていう言葉を見て思い浮かぶのはたぶんジョブズ。話したこと(iPhone)もめちゃくちゃ魅力的だったと思う。でもそれ以上に、ジョブズの話し方が良くなければ、ジョブズのプレゼンに関する本なんか一冊も出てないはずだ。

 

第八章 スピーチの始め方

 

初心者ははじめにユーモラスな話をしようとしてみたり、おわびの言葉を述べたりしがちだが、どちらも普通は感心しない。まれに成功する人がいるが、ごくごく例外。言おうとすることを単刀直入にさっさと話すに限る。

そんなのいいからさっさと話してくれ、と思う人がたくさんということ。無駄話で時間を延長されたりしたら、相当迷惑。本には何か話すとしても、本題に関連した話をしようと書いてある。

 

 

 第九章 スピーチの終わり方

 

スピーチの終わりは最も工夫を要する部分である。最後に行ったことが一番長く聞き手の記憶に残る可能性があるからだ。

確かに。

 

上手なはじめ方と終わり方を考え、しっかりまとめておこう。常に、聴衆がもうそろそろ終わってほしいなと考える前に終わろう。「飽きられるのは、人気の絶頂を少しすぎた頃だ」

 終わり方の例として、いろいろ挙げられている。要点をまとめたり、行動を訴えたり、笑わせたり、話を最高潮に盛り上げるなどなど。その場の気分に任せるのではなく、あらかじめ考えておこう。この辺はYouTubeなどでいろんなプレゼンをみて学ぶのがいんじゃないかなと思う。

 

 

第十章 わかりやすく話すには

 

分かりやすく話すことは非常に大切であり、また、非常に難しい場合が多い。

そう。

素人を相手に話すときは、専門用語を避ける。リンカーンを見習って、どんな子供にも理解できるような平易な言葉で話すようにする。

 

 この本、というかカーネギーの本にはよくリンカーンルーズヴェルトが出てくる気がする。彼らはどうしていたかという具体例が豊富に挙げられるから、結構読みやすい。というのは別の話で、まぁ単純に(相手にとって)意味わからんこと言わず、正確に伝えなきゃ意味ないよってこと。

 

第十一章 聴衆に興味を起こさせる方法

 

私たちの主な関心ごとは自分自身だ。

結局みんな自分が一番。誰でもそう。

 

人にその人自身のことや、その人に興味のあることについて話をさせて、熱心に耳を傾けてあげる人は、自分ではほとんど何も話をしなくても、一般に話上手とみなされる。

 みんな自分が一番なため、それをスピーチだけでなく日ごろからやはり使うべき。相手の中の自分に関心をもって接することが重要。あれについてどう思ったかとか、どうでもいい感想でもそこに自分を表現できる。会話の中で相手にどれだけ自分を表現させられるかっていうゲーム感覚を作れば、会話も弾むし相手も気分が良くなると思うし、なぜだか話し上手だと思われるし(話しているのは相手なのに)、いいことばかりなんじゃないかな。ただ、なかなか難しい。余談だけど、世間に出回ってる会話術系のビジネス書は本当にムダだから買わないほうがいい。書いてあるのは「相手に話をさせる」、だけだから。

 

 

第十二章 言葉遣いを改善する

 

私たちはたった四つの接点で人とふれあっている。私たちはこの四つの点、行動、外観、話す内容、話し方によって評価され、類別される。ハーバード大学の総長を務めたチャールズ・W・エリオットは、「母国語を正確に美しく使いこなす能力」は非常に重要だと常々考えているという。

 これを読む人たちはたぶん日本人だと思うが、日本語は上手く使えているだろうか。このブログの記事を見て分かる通り、僕自身上手く扱えていないように思う。文法的な間違いはないかもしれないが、もっと豊かな表現ができていないのは考えるべき点だ。

 

どんなひとと付き合うかによって、あなたの言葉遣いは大きく違ってくる。だから、リンカーンを見習い、優れた文学作品に親しむようにしよう。必ずや知らず知らずのうちに心が豊かになり、言葉遣いにもあなたが親しんでいる巨匠たちの響きが多少とも備わってくるだろう。

ありふれたビジネス書ばかりを読まず、良質な本を読み、良質な思考を作りたい。
この本の中ではたくさんの本が紹介されているが、二つだけ格別なものを取り上げると、それは「聖書」と「シェイクスピア」となる。

 

 

口語訳聖書

口語訳聖書

 

 

ハムレット (岩波文庫)

ハムレット (岩波文庫)

 

 

 

「キュウリのように冷たい」というような陳腐なたとえを使わない。もっと新鮮な味を出すよう努力しよう。あなた独自のたとえを作り出すのだ。勇気をもって自分の個性を打ち出そう。

お笑い芸人が面白い理由の一つに「たとえが上手い」ということがあると思う。フットボールアワーの後藤のツッコミにキレがあるのは、そこに個性があるからではないだろうか。後藤だけじゃなく、他の多くの芸人を見習って、自分自身の個性に多くを取り入れていこう。

 

 

 

 

終わりに

 カーネギーの本は本屋には必ず置いてあるし、図書館にもたぶんあるからぜひ読んで欲しい。そこら辺のビジネス書に比べて、世界中で読まれているこの本の方が、費用対効果が大きいのは間違いない。

 

カーネギー話し方入門 文庫版

カーネギー話し方入門 文庫版